CEO Message

代表挨拶

家本 賢太郎

次の時代を道づくる使命をもって。

クララ株式会社代表取締役社長
家本 賢太郎

当社の創業時、15歳だった私が理解していたことは「インターネットがあらゆる障壁を乗り越えられる」という希望と、インターネットを多くの人たちに伝えたいという気概だけでした。車いす生活だった私は、インターネットによるコミュニケーションは物理的な移動の制約を解決できることを強く感じました。これを広め、多くの人を幸せに、より便利な社会をつくることが使命だと感じたことが第一歩でした。

クララが持ち続けている一貫した姿勢は、社会が次の時代に進むために必要とする課題を発見し、その解決に果敢に挑戦する点があります。これを実現するべく、一歩ずつ事業領域を拡げてまいりました。

いま、クララは、自転車産業のDXとまちづくりの観点から自転車領域で取り組む『モビリティ事業』と、社会のDX化の推進のために必要となるクラウド・コンサルティング領域に取り組む『DX支援事業』の2つのセグメントによるグループ経営により、グループミッションに掲げる「次の時代を道づくる」ことに日々邁進しています。

モビリティ事業では、「まちの移動の、次の習慣をつくる」を掲げてシェアサイクルを展開するチャリチャリ株式会社、国内最大の中古スポーツ用自転車買取販売事業を展開するバイチャリ株式会社、電動アシスト自転車やお子さま向けのハイエンドバイクを企画製造するwimo株式会社などを擁しています。一方、DX支援事業では、祖業であるクラウド基盤への取り組みに加え、すでに18年近く展開する中華圏分野でのビジネスコンサルティングなどのほか、「21世紀のスポーツ環境を創る」を掲げてスポーツ分野におけるITソリューションをご提供する株式会社スポーツITソリューション(株式会社電通との共同出資)が日々お客さまの事業をご支援しています。さらに、こうしたスポーツ領域とDXの経験、そして『地域に根ざす』ことにその強いおもいを持ち続けてきた私たちは、2022-23シーズンからプロバスケットボールチーム『東京ユナイテッドバスケットくボールクラブ(TUBC)』としてB3リーグに参戦し、東京のベイエリアを中心にトップチーム・ユース・アカデミー・スクールがそれぞれ活動を続けています。

クララは、「課題発見×社会実装」をテーマに、テクノロジーであらゆる社会課題を解決していく、そしてそれが大得意な会社になる、との軸を定めています。

ハード、ソフト、リアルというそれぞれの分野を紡ぎ合わせ、地域の、日本の未来のためにその新たな道を切りひらくべく、これからも前を向き続けてまいります。

2024年4月1日

代表取締役社長CEO
家本 賢太郎
Kentaro IEMOTO

家本 賢太郎(いえもと けんたろう)

1981(昭和56)年12月2日生まれ。1997年3月私立滝中学校卒業(愛知県江南市)。
1997年5月20日、合資会社クララオンライン設立。2001年9月慶應義塾大学環境情報学部に入学、2006年3月同中退。
2007年3月早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。東京都在住。
11歳で株式市場・経済に興味を持ち、13歳のころからはパソコンやIPネットワークに関心を持つ。14歳のころ、脳腫瘍の摘出後に車椅子生活になる。1997年8月には15歳で文部省大学入学資格検定に合格。また1999年に入り、生涯車椅子と宣告されていたにも関わらず奇跡的に両足の運動神経が回復。車椅子無しでの生活が可能になった。2001年には身体障害者手帳も返納した。将来は自分のリトルリーグチームを作ることが夢。1999年1月、米Newsweek誌にて「21世紀のリーダー100人」、2000年9月、新潮社Foresight(フォーサイト)誌にて「次の10年を動かす注目の80人」、2012年3月、世界経済フォーラム主催「Young Global Leaders 2012」に選ばれている。